尾瀬ラストダンス―横田代とアヤメ平 [尾瀬]
シーズンオフに入る前日の11月8日(日)に尾瀬を訪れました。
今年の尾瀬は11月9日(月)の朝10時を待って鳩待峠下の道路が完全封鎖、来年4月末までの半年間に渡りハイカーの入山が基本的にkeep outされます。
11月2日夜には日本海側から寒気が入り雪も降り山は完全に冬に入りました。さて降雪から6日経って雪はどうだろう。
横田代より至仏山のたおやかな山容を眺める。クラシック…。
こんな感じが大好きだ。今日は尾瀬と面と向かって会話ができる感じだね。
鳩待峠からゆるゆると登り、「雲上の楽園 アヤメ平」を経由してから尾瀬ヶ原(竜宮)に一気に下降して戻る一周18キロのハイキングです。
各々の山小屋もすでに今シーズンの営業を終えており、人がいない静寂の尾瀬を満喫しました。
木道は雪と霜でつるつるです。
若干傾斜している湿原なので凍った木道を歩くには気を使います。
淡い青なんだよなあ。
雪のある朝の風景は淡いブルーのイメージ。
山の上に広がっている湿原は開放感最高。苗場山山頂の小さめバージョンみたい?
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-09-28
(9月末の苗場山)
(クリックで拡大)
湿原には木が無いので太陽が直接当たることもあり2日夜の雪が解けるのも早かったようです。
だけどこれからは毎日毎日気温が低い日が続くし雪も断続的に降るからまもなくここは白い絨毯の下に埋まるのでしょう。
横田代
気温はマイナス4度くらいでしたが太陽があったのと風が無かったので思ったよりもあったかかったですね。太陽は偉大です。
厳しい冬を見据えている至仏山も今日はなんとなく微笑んでいるようでした。
(もちろんこれは木道から下りているわけじゃなく木道の横に出た撮影スペースからです)
さらにゆるゆる登ります。
つづく
霧降の滝 [奥日光]
霧降(きりふり)ノ滝
霧降は白い滝のまわりに赤が多かったのできれいでした。
でもここは誰でも行けるところなので、ハイカーとしたら面白味はあまりないかも。歩くのが目的ならここからもう少し上流の隠れ三滝まで繋げたほうが楽しめると思います。
でも三滝は薄暗い沢沿いを行くコースなので人も少なく意外とアップダウンもあるので、あまり歩きに慣れていない方にはおすすめはできません。
霧降の滝だけなら大丈夫です。
奥日光で晩秋ハイキング [奥日光]
この日の小田代ヶ原は朝霧も無くて空気も晩秋らしくないぼんやりしたような朝。シャキーン!という感じは全然しませんでした。
のんびりハイキング開始。
赤沼~小田代ヶ原~泉門池(朝食)~湯滝~湯元―(東武バス)―光徳入り口~北戦場~泉門池(昼食)~戦場ヶ原~赤沼
小田代のカラマツ黄葉は終盤に入っていて、風に吹かれてパラパラと葉を散らしています。
木道には落葉したカラマツがいっぱい。踏む感触が雪みたいだ。
泉門池でまったり。晩秋の日差しはやわらかい。
ここで朝ご飯です。
湯川沿いをのんびりと歩いていきます。
轟々と音が聞こえてくると湯滝に到着。
湯滝横の階段をよっこらせと登ると
湯ノ湖です。
湯ノ湖畔の紅葉は終わりでしたがここのカラマツは素晴らしかったです。
秋の社山から半月山 その2 [奥日光]
奥日光の紅葉 社山~半月山ハイキング その1 [奥日光]
満天の星空の下、3時半より行動を開始した。もちろん歩いている人は誰もいないし、森の中にはまったく明かりが無い。ヘッドランプの照らす明かりの先だけしか見えない。
夜中の登山は西黒尾根前半の樹林帯で鍛えているのでそれはいいのだけれど、秋のこの時期は怖いのはやはり冬眠前のクマとのばったり鉢合わせ。一昨年私は社山のお隣の黒檜岳でクマに遭遇しています(日光全体では5回ほど)。
特に中禅寺湖南岸はミズナラやブナなどのドングリをつける木が多いのと、湖畔なので明け方に野生動物が集まってくる。シカやキツネならいいけれど、クマだけは…。
日光と足尾はつながっているから広大な地域なので、谷川岳みたいに尾根筋をピンポイントで注意することができない。大きな空間を行く感じになるのでどこにいても不思議じゃないという怖い状況。
熊鈴3つ、携帯ラジオは最大ボリューム、ホイッスル、自ら大声を出す、などできることをやりながら進むしかなかった。ちょっと通らせてもらいますがどうか出てこないでねと。
だけど中禅寺湖の波の音で全てが掻き消されていた気がするので効果があったのかはよくわからない。
社山の稜線に出てももちろんまだ真っ暗で、樹林を抜けたら風が物凄い。
顔に冷たいものがあたるので何かなと思ったら雪、これは風花が白根から飛んできていたらしかった。どうりで寒いはずだ。
目的箇所に早く到着しすぎてしまったが寒くて寒くてどうしようもないので、防寒具は全部着て、風除けになりそうなところでツエルトを被って日の出を待っていた。だけど暗闇の中で待つと言う作業がまたえらい長く感じられ怖かった。
やっと夜が明けた。ショーの始まりだ。
徐々に明るくなってくると、今まで何も見えなかった周りの状況がだんだんわかってきた。
奥日光の秋だ。カラマツの黄葉に日が射して黄金色に輝き始めた。
山の斜光は時間差攻撃で次から次へと来る。
足尾方面にも陽が射し始める。
右奥遠くに富士山も見えていた。雪を被っていて真っ白だった。
(クリックで拡大します)
ショーはまだまだ続く。
日光白根山を背にして虹が出た。こういうたまーにご褒美が出るから登山はやめられないんだよなぁ。
(クリックで拡大します)
つづく。
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-10-16
夜中の登山は西黒尾根前半の樹林帯で鍛えているのでそれはいいのだけれど、秋のこの時期は怖いのはやはり冬眠前のクマとのばったり鉢合わせ。一昨年私は社山のお隣の黒檜岳でクマに遭遇しています(日光全体では5回ほど)。
特に中禅寺湖南岸はミズナラやブナなどのドングリをつける木が多いのと、湖畔なので明け方に野生動物が集まってくる。シカやキツネならいいけれど、クマだけは…。
日光と足尾はつながっているから広大な地域なので、谷川岳みたいに尾根筋をピンポイントで注意することができない。大きな空間を行く感じになるのでどこにいても不思議じゃないという怖い状況。
熊鈴3つ、携帯ラジオは最大ボリューム、ホイッスル、自ら大声を出す、などできることをやりながら進むしかなかった。ちょっと通らせてもらいますがどうか出てこないでねと。
だけど中禅寺湖の波の音で全てが掻き消されていた気がするので効果があったのかはよくわからない。
社山の稜線に出てももちろんまだ真っ暗で、樹林を抜けたら風が物凄い。
顔に冷たいものがあたるので何かなと思ったら雪、これは風花が白根から飛んできていたらしかった。どうりで寒いはずだ。
目的箇所に早く到着しすぎてしまったが寒くて寒くてどうしようもないので、防寒具は全部着て、風除けになりそうなところでツエルトを被って日の出を待っていた。だけど暗闇の中で待つと言う作業がまたえらい長く感じられ怖かった。
やっと夜が明けた。ショーの始まりだ。
徐々に明るくなってくると、今まで何も見えなかった周りの状況がだんだんわかってきた。
奥日光の秋だ。カラマツの黄葉に日が射して黄金色に輝き始めた。
山の斜光は時間差攻撃で次から次へと来る。
足尾方面にも陽が射し始める。
右奥遠くに富士山も見えていた。雪を被っていて真っ白だった。
(クリックで拡大します)
ショーはまだまだ続く。
日光白根山を背にして虹が出た。こういうたまーにご褒美が出るから登山はやめられないんだよなぁ。
(クリックで拡大します)
つづく。
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-10-16